学者が分析 プロ野球「ファイナルS」なぜ盛り上がらない?

公開日: 更新日:

■パの初戦は今季ワースト3の観客動員

 もっとも、今年のプレーオフは特殊な状況下で行われている。楽天・星野監督の退任を皮切りにヤクルト広島とバタバタと監督交代。広島とソフトバンクにいたっては、CSが始まる直前に球団が監督の退任会見を行った。

 来季に向けたスタッフの人選は一日でも早い方が有利だし、ヘタに水面下でコソコソやってCSや日本シリーズの最中に表面化したら選手に大きな影響を及ぼすという球団サイドの事情は理解できる。

 しかし、スポーツマスコミはCSそっちのけで新監督の当てっこで大騒ぎ。これから頂点を目指して戦う矢先の指揮官交代が、結果としてCSに水を差している面は否定できない。

 この日のヤフオクドームの観客はCSファイナルステージ初戦だというのに2万8087人。今季の1試合平均の入場者数である3万4284人を大きく下回り、本拠地の試合としては今季ワースト3の数字だ。この時期の監督交代劇にファンもどっちらけなのだ。


■「没個性」野球がスター不在を招く

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動