ソフトB工藤新監督決定的 “釣り三昧”城島の復帰が至上命題

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 正式発表が秒読みとなっている、工藤公康氏(51)のソフトバンク監督就任。王球団会長も15日に都内で工藤氏と会っていたことを認めており、CS直前に辞任を発表した秋山監督の穴は何とか埋まるメドが立ったが、球団が工藤新監督に期待しているのは、優勝だけではない。何より、OBの幹部候補生・城島健司(38)を再びグラウンドに引っ張り出すことを課せられているというのだ。

 城島は12年に阪神で引退してからというもの、その後は故郷の長崎で趣味の釣り三昧。野球とは完全に距離を置き、「野球の取材は受けないが、釣りの取材は何でも受ける」と公言して、「城島健司のJ的な釣りテレビ」という冠番組を持つほど、ほとんど漁師のような生活を送っている。ソフトバンクは何度も現場復帰を要請したが、本人は「もう野球はいい」となしのつぶて。釣りとゴルフに没頭する毎日だ。

 そんな城島を現場に戻せる可能性があるのが、工藤新監督だ。ホークス在籍時、当時まだ新米捕手だった城島とバッテリーを組み、配球にダメ出しをするなどスパルタ教育で接した。その甲斐もあって城島は球界屈指の捕手に成長。「今の僕があるのは工藤さんのおかげ」と言ってはばからない。それだけに恩人から「コーチとしてオレを助けてくれ」と頭を下げられたなら、決心も揺らぐだろう。

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