キューバ政府が“上から目線” 日本球界派遣に「選手入札」も

公開日: 更新日:

 完全に「主導権」を握られているのだろう。キューバ政府が来季の自国選手の派遣でこれまで以上に強気な姿勢を見せているからだ。

 昨年、選手派遣の解禁に踏み切った当時は、相次いで同国を訪れた日本のフロント陣を手厚く歓迎。選手リストを渡しては「使ってください」と積極的な売り込みをかけていた。

 ところが、今オフになって一変。選手のフルシーズン派遣を決定したこともあって、法外な年俸を提示してきたり、新たな「ルール作り」にも着手したりしているというのだ。某チームの編成担当者はこう嘆く。

「今オフのキューバ政府は昨年と比べ明らかに態度が違う。『選手を派遣してやってもいい』という感じで、上から目線なのです。今年、途中から来日したロッテのデスパイネ(28)やDeNAのグリエル(30)がある程度活躍したからでしょうが、この2人を含めた有力選手に関しての来季の所属先決定に、あろうことか入札制度を使うという話まで出ている。仮に入札制度が導入されれば、年俸高騰は必至。3億~5億円になるんじゃないかなんて話もあります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした