沢村賞のオリ金子 突如「メジャー志向」発言の陰に代理人あり

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「先発投手として目指すところでもありますし、やっぱりうれしいですね」

 27日、こうコメントしたのが、沢村賞を初受賞したオリックス金子千尋(30)。今季16勝5敗、防御率1.98で最多勝と防御率の「投手2冠」を獲得。沢村賞受賞も納得だが、そんな右腕の注目はやはり今オフの去就だろう。

 今年8月に国内FA権を取得。当初は国内の他チームへFA移籍すると思われた。ところが、ここにきて本人が「そういう選択肢も含めて」と、入札制度によるメジャー移籍を球団に直訴する可能性を示唆。日本ハムとのCSファーストステージ敗退直後にはお忍びで米サンフランシスコに飛び、ワールドシリーズを現地観戦したものだから、球団もビックリである。

 というのも、チーム内では「金子にメジャー志向があるとは聞いたことがない。ありえませんよ」という見方が大半だった。それに順調にいけば来シーズン中に「海外FA権」を取得。誰に気を使うこともなく、メジャーに移籍できる。なぜあえて今オフに「入札制度」を使ってメジャー移籍を考え始めたのか、分からないというのだ。

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