オリ金子メジャー志向の誤算 補填に浮上した「巨人キラー」

公開日: 更新日:

 CS惨敗で大補強に乗り出すはずの巨人が、出はなをくじかれそうだ。

 FA補強の大本命として密着マークを続けていたオリックスのエース右腕・金子千尋(30)に、メジャー志向があることが発覚。前日に瀬戸山球団本部長が明かしたことで、球界で「相思相愛」とウワサされていた巨人は、戦略の再考を迫られることになった。

 補強の超目玉。阪神中日ソフトバンクなども調査しているため、争奪戦を勝ち抜くために巨人は、こんな“誠意”を用意していたという。

 球団関係者によると、ヒゲ、茶髪などが禁止されている“紳士たれ”を横に置き、金子が強いこだわりを持つという「茶髪」を認める特例を検討。06年オフに日本ハムからFA移籍した小笠原との交渉の席でも、トレードマークのヒゲを許可したのに続く、異例の「措置」である。

 そんな下準備も「メジャー志向」となれば、全てが吹き飛ぶ。前日のドラフトでも即戦力投手の早大・有原を回避し、高校生スラッガーを1位で指名している。勝ち頭の菅野が離脱していたCSで阪神に屈辱の4連敗。絶対命令の投手補強はどうするのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々