オリ金子は「ソフトバンク経由、1年後メジャー」の仰天情報

公開日: 更新日:

「すべての可能性を考えたいと思い、こういう決断になった」

 FA権行使期限の最終日となった11日、オリックス金子千尋(31)が国内FA権を行使した。ポスティングによるメジャー挑戦が既定路線といわれた男がまさかのFA宣言。オリックスの瀬戸山球団本部長は「こちらは(ポスティングは)考えていないと本人に言ってきた。残念だが、引き続き粘り強く交渉したい」と神妙な面持ちだった。

 これにより金子の選択肢は3つに増えた。国内他球団への移籍とオリックスでのFA残留。そして、オリックスに残留した上でのポスティングによるメジャー挑戦だ。

「金子はオリックスに是が非でもポスティングを認めさせたいのだろう」と、さる球団の編成担当がこう続けた。

「オリックスは宮内オーナーが強く残留を希望しており、現時点でポスティングを認めていない。でも金子としては、来季取得予定の海外FA権の取得まで待てない。選手にとって今の入札制度は、獲得意思のあるメジャーの全球団と交渉ができる。『球団が入札金を得られる海外FA』といっていい。金子は、オリックスに対して、FAで国内他球団に行かれるくらいなら、ポスティングを認めて最大20億円の入札金をもらった方が得でしょ? と迫っているのだと思う」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ