打撃指導かと思ったらクビ宣告…巨人入りした吉川の前途

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「新たな気持ちで高い志を持ってプレーしたい」

 14日、中日を戦力外になった吉川大幾(22)の巨人入りが決定。入団会見で決意を新たにした。

 この吉川はPL学園高から10年ドラフト2位で入団。今秋キャンプ中の10月30日に突如、クビになった。

「吉川はその日、いつもと同じように打撃練習をしていた。落合GMから寮に来るように言われた。落合GMから打撃指導をしてもらえると思い、バット片手に駆けつけたそうだ。それがまさかのクビ通告。寝耳に水だったと思うよ」(中日OB)

 直前の宮崎のフェニックスリーグでは、視察していた谷繁監督に名古屋へ強制送還された。ノックを受けている姿に身が入っていないと判断された。公式戦中から走塁ミスなどをして首脳陣から厳しく注意されたこともあったというが、クビの原因は編成の問題だろう。

 ドラフトでは4位で石川(JX-ENEOS)、7位で遠藤(東京ガス)と2人の内野手を指名。トライアウトでソフトバンクの育成選手だった内野手・亀沢の獲得も決定的。二軍でも目立った結果を残していない吉川の出番は限られただろう。

 吉川はまだ若い。来年が最後のチャンスのつもりで気持ちを入れ替えられるか。

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