著者のコラム一覧
森高夕次漫画家・漫画原作者

1963年、長野県生まれ。コージィ城倉のペンネームで89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。原作を務める「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした異色の野球漫画としてベストセラーに。

某球団と選手会事務所の大差に驚いた

公開日: 更新日:

 プロ球界は経営のグランドデザインを変革すべき時期に来ていると思う。メジャーのようにコミッショナーが全国放送の放映権料を一括管理したり、球団から税金を徴収し、各球団、選手会に再分配してもいい。選手会は選手のセカンドキャリアを考える上で大切な機関。もうちょっと分配金の取り分があってもいいのではないか。

 実は選手会を訪ねる前に、某球団の球団事務所にも足を運んだ。大手町の一等地にそびえ立つ最新ビルディングの20階以上にある球団事務所と、日本橋の雑居ビルにある選手会。立場が違うので当たり前だが、オフィス環境ひとつとっても凄い違いがあって興味深かった。

 儲けが少なくても、分配金で一定の収入を得られれば球宴を2試合も3試合もやる必要はなくなる。1試合じゃさみしいと思われる方もいると思うが、リーグが2つあるからこそ、その交わりの重みを再考してはどうか?

▽もりたか・ゆうじ 1963年、長野県生まれ。漫画家・コージィ城倉の原作者としてのペンネーム。89年「男と女のおかしなストーリー」でデビュー。筆者原作の「グラゼニ」(「モーニング」連載中)は「お金」をテーマにした野球漫画。タイトルは、主人公・凡田夏之介の座右の銘である「グラウンドには銭が埋まっている」が由来。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  2. 2

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 3

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 4

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  5. 5

    日本語ロックボーカルを力ずくで確立した功績はもっと語られるべき

  1. 6

    都玲華プロと“30歳差禁断愛”石井忍コーチの素性と評判…「2人の交際は有名」の証言も

  2. 7

    規制強化は待ったなし!政治家個人の「第2の財布」政党支部への企業献金は自民が9割、24億円超の仰天

  3. 8

    【伊東市長選告示ルポ】田久保前市長の第一声は異様な開き直り…“学歴詐称”「高卒なので」と直視せず

  4. 9

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  5. 10

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?