DeNA中畑清監督に聞く「諦めない野球」テーマにした理由

公開日: 更新日:

 プロ野球・DeNAの中畑清監督(60)を見ていると元気になる。負け続けてもめげないからだ。いつも絶好調の生き方にもヒントがある。

――DeNAが「諦めない野球」をテーマにした理由は何ですか?

「現役の時はジャイアンツの恵まれた環境でファンの声援も大きかった。諦めないのは当たり前だったけど、ベイスターズはどこか冷めていた。戦う集団としての空気を感じられなかった。4年連続最下位になるのは当たり前だと思ったよ。それで、勝敗は別にして、お客さんに『あしたもお金を払って応援してやろう』と思ってもらえる野球をやろうと。

 選手には、『最後まで諦めるな、0-10で負けてもいいから、最後の最後の最後まで諦めない野球を1年間、一緒にやっていこう』と。しがみついてでも塁に出たり、球際へ飛び付く姿は見せられるはずだってね。

 俺の考えはシンプルよ。怠慢プレーは絶対に許さない。できることをやらない選手は許さん!自分がそうやって幸せな野球人生を送れたから。『絶好調男』って言われたけど、気の緩んだプレーは一切なかったと思う。足を骨折しても試合に全部出る。そういう姿を見せ続けたことでファンがついてきてくれたんじゃないか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー