日韓「遊撃手」メジャーで明暗 パ軍入り姜正浩と鳥谷どこで差

公開日: 更新日:

 メジャーの移籍市場で日韓の遊撃手2人が明暗を分けた。

 韓国プロ野球ネクセンからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた韓国の「A・ロッド」こと姜正浩内野手(27)が12日(日本時間13日)、独占交渉権を得たパイレーツと4年総額1600万ドル(約19億2000万円)で合意(入札金は約6億円)。パイレーツは姜を正遊撃手として起用する見込みだ。

 一方、鳥谷敬(33)は阪神から海外FA権を行使しながら、好条件は提示されず、メジャー移籍を断念した。

 姜も鳥谷も同じ遊撃手だ。鳥谷は年齢的に選手として下り坂に差し掛かっているとはいえ、日韓の遊撃手2人にここまで差がついたのはどういうわけか。

 さるナ・リーグのスカウトがこう解説する。

「姜は身体能力が高い上に守備も堅実。鳥谷は姜と比べてもフィールディングでは遜色はないが、決定的なのは肩の違いです。鳥谷はここ数年、肩が弱くなっており、スローイングに不安を抱えるようになった。それに姜は12、13年、2ケタ盗塁をマークするなど、機動力も兼ね備えている。年齢はもちろん、身体能力とスピードの差は決定的です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議