広岡達朗氏が喝! 「鳥谷は放出したらと阪神社長に伝えた」

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 前回、広岡達朗氏(82)は巨人に苦言を呈しながらも、「今年も有利」と言った。最大のライバルとなるべき阪神がそれだけ、ふがいないからである。

■「コーチがおとなしい」

 阪神にとって、こんなにめでたい話はありませんよ。

 このオフ、金子千尋や中島裕之らの補強に動いて失敗したでしょ。「補強全敗」なんて言われてますが、これはフロントも指導者も育成に目を向け、勉強をする絶好の機会になるはず。これを生かさないといけませんよ。

 最近は西岡剛福留孝介など、FAやメジャー帰りの選手を補強してチームをつくってきた。それで勝てると思うのは錯覚なんです。何のために毎年ドラフトで新人を獲得しているんだと。5年先、10年先を見据えて、レギュラーの選手が衰えたり引退したりして穴があいたときに埋めるためです。

 基本的には、ドラフトで指名した新人をしっかりと育てていれば勝てるんです。それが間に合っていないから補強に頼る。今の阪神はその繰り返しに終始している。

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