「垣根涼介にハマってます」 日ハム木佐貫は意外にも“読書家”

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 木佐貫は、時間ができると小説を手に取る。

「キャンプになると活字欠乏症になってしまうんです。文庫なら1日で読み切ることもあります」という読書家がキャンプに持ち込んだのが、「ハマっているんです」という垣根涼介の「君たちに明日はない」。05年に山本周五郎賞を受賞した同作はシリーズ化され、テレビドラマにもなった。

「主人公はリストラ請負会社の面接官なんですが、リストラされる人々の苦悩が伝わってきますね。一般企業の人たちも、対人関係に悩んでモチベーションが上がらず力が発揮できないこともあるのかなと思ったり。野球界にいる自分に置き換えて読んでいます。僕は野球という好きなことを仕事にしているわけですから、もっともっと野球に打ち込みたいと改めて思いました」

 世間では活字離れが叫ばれて久しいが、「本や新聞は手に取って目で読んで、パラパラとめくるという作業がある。五感で触れるというのがいいですよね」と木佐貫。異質な野球人である。

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