緩慢プレーにコーチご立腹…巨人のお寒い「チーム打撃練習」

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 巨人の川相昌弘ヘッドコーチ(50)は、「寂しい内容でしたね」とおかんむりだった。

 8日に行われた宮崎キャンプ初の「チームバッティング」の練習。寒風吹きすさぶ中、一塁や二塁に走者を置き、実戦さながらに勝呂内野守備走塁コーチがサインを出した。送りバント、ヒットエンドラン、バスターなどを約2時間。4番候補の阿部と村田にはいきなり「送りバント」のサインが出た。いずれも投前に転がしたものの、走者を進める「右打ち」の局面では、打者がファウルを連発するなど、全体的に精度を欠き、寒さのあまり、全力疾走を怠る選手もいた。

 原辰徳監督(56)は「時間かけ過ぎ? 練習は2つあって、チームと個。これは別物だけど、どっちも大事」と話したものの、川相ヘッドはこうまくし立てた。

「去年もそうだったけど、寒い日に試合をすることは当然あるし、寒いからってボーッとして怠慢プレーをしているようじゃしょうがない。やせ我慢してでもやらないと。エラーとかのミスなら練習すればいいけど。勝呂コーチなんて上着を脱いで試合と同じ格好でサインを出している。もっと精度を上げていかないと。(寒さに)対応するのも監督が言う『野性味』でしょう」

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