「総仕上げの最終章」巨人・原監督が初めて語った“ポスト原”

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「そういう状況にもかかわらず、原監督は泰然としていました。第1次政権を含めれば、今季で監督生活12年目。7度のリーグ優勝、3度の日本一を果たした。ある種の達成感から進退を念頭に置いているのかなというのは、こんな発言からも感じ取れました。契約最終年の今季に期する思いを聞くと、<去年までは父親(昨年5月に79歳で亡くなった貢氏)という大きな存在があった。自分にとってはお守りのような存在です。その父がいなくなり、どうやって戦っていくか、苦境に立たされた時に、どう判断、決断するか。新たな野球人生の始まりかなと思っているのと同時に、自分の野球人生の最終章の総仕上げというところですかね>と答えたのです」(駒沢氏)

 野球人生の「最終章」「総仕上げ」とは意味深だが、チーム関係者の間にこんな見方があるのは事実だ。

「今季、優勝してもしなくても、原監督は自ら身を引くのではないか。以前から<同じ人間が長く組織を率いると、硬直化を招く>というのが持論ですからね」

高橋由伸に特別な思い


 巨人の監督のなんたるか、その帝王学を誰につないでいくのか。原監督は冒頭の発言を含めて駒沢氏にこう言った。

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