なぜ今ごろ? 阪神「第5の助っ人」獲得目指す“本当の狙い”

公開日: 更新日:

 ここにきて阪神が外国人補強をする可能性が高まっている。

 一部スポーツ紙によれば、白羽の矢を立てているのが13年のWBCプエルトリコ代表として活躍したマリオ・サンティアゴ(30=前ドジャースマイナー)。WBCの日本戦(準決勝)で先発し、4回3分の1を無失点に抑え、日本の3連覇を阻んだ右腕だ。

 阪神は今月初旬から渉外担当らをドミニカ共和国やプエルトリコに派遣して選手を調査。同時期に行われていたカリビアンシリーズで好投を続け、12年には韓国(SK)で6勝を挙げたサンティアゴに目をつけたようだが、あるOBは「これは戦力補強というより別の意味がある」とこう続ける。

「阪神は昨オフにメジャー帰りの中島(オリックス)やFAの小谷野(オリックス)、宮西(日ハム)、成瀬(ヤクルト)の獲得に動きながら、ことごとく失敗。編成は実績作りの一つとして、外国人選手を加入させたいのだろう。仮にこのまま補強ゼロなら、編成の存在感はなくなり、『補強下手、交渉下手』のレッテルを貼られたままになる。サンティアゴは現在、所属球団がないフリーな選手。これなら他球団と争奪戦になることがないし大金も要らない。もちろん失敗もしないしね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘