トルコでは億超え選手も…日本バレーボール界の寂しい年俸

公開日: 更新日:

 その木村は昨年、古巣の東レとプロ契約を交わしてVリーグに復帰した。金額は明らかになっていないものの、契約は2年。リーグ優勝やシーズンMVP、各種個人賞受賞などの出来高払いも盛り込まれているという。

 Vリーグでは、これまで日本代表のセッターを務めた竹下佳江(36=元JT)らがプロ契約を交わしたが、バレーボール関係者によれば「男女とも年俸は1000万円程度」だという。

 現在、Vリーグ女子の8チームのうち、実業団は6チーム。NECレッドロケッツのように全選手が社員として採用され、引退後も雇用が継続される企業もあるが、中にはこんなケースもある。

 日本代表に多くの選手を輩出するあるチームでは半数以上が契約社員。最も低給なら年収200万円という選手もいる。高卒で入社する選手が多いため、3年間で芽が出なければ戦力外通告される。代表に選出された選手ですら、コーチなどのポストがなければ、引退と同時にチームを去らなければならないそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  3. 3

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  4. 4

    清原果耶「初恋DOGs」にファン失望気味も…《低視聴率女王》待ったなしとは言い切れないウラ事情

  5. 5

    会議室で拍手が沸き起こったほどの良曲は売れなかった

  1. 6

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  4. 9

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  5. 10

    新横綱大の里が直面する「遠方への出稽古慣れ」…車での長距離移動は避けて通れない試練に