“巨人の鉄腕”山口の復活を喜ぶ新守護神候補・沢村の皮算用

公開日: 更新日:

 巨人の鉄腕が実戦復帰を果たした。山口鉄也(31)が、日本ハム戦の八回に3番手として登板。先頭のハーミッダに一発を浴びたが、その後は3人を5球で抑え、1回を1失点だった。

 昨年途中に左ヒジを痛めた影響から、これまで慎重に調整してきた。山口は「投げられたことが良かった。実戦が始まったので打者を抑えていきたい」と頬を緩め、原監督も「腕を振って投げられたことが収穫ですね」と一安心の様子である。

 昨季は防御率3.04と苦しんだ。7年連続60試合登板のセットアッパーの復活は、リーグ4連覇を目指す巨人の最重要課題。そんな中、指揮官同様に復帰を喜んでいるのが、先発からリリーフに転向した沢村拓一(26)ではないか。山口のデキが自身の今後に大きく関わってくるからだ。

 絶対的な存在だった山口がコケれば皆コケる――。昨季は西村もマシソンも調子が上がらず、救援防御率は4.01。原監督はリリーフ陣の整備をテーマに掲げ、沢村を転向させた経緯がある。

「勝利の方程式」は運命共同体。現に13年にセーブ王に輝いた西村は抑え時代、山口をこう評していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー