開幕4番最有力に浮上の巨人セペダ 他球団“大歓迎”の理由

公開日: 更新日:

 4番争いを一歩リードした。来日2年目のフレデリク・セペダ(34)が昨18日のDeNA戦に「4番・DH」で先発出場。高崎の142キロの外角直球を逆らわずに左中間スタンドへ運んだ。高橋由に続く、オープン戦でのチーム第2号。原監督も「いい打撃」と及第点を与えた。

 セペダのオープン戦打率は.289。めでたく本塁打も放ち、開幕4番最有力候補に躍り出た。原監督がキャンプから「出てこないのが課題」と嘆いていた「4番問題」。これを他球団が逆手に取っているという情報がある。

「セペダは左打席では、去年から外角や低めといった腕が伸びるところは要注意。逆に内角、高め、低めに落ちる変化球などが弱点。沖縄キャンプに合流してからの実戦では克服されている気配があったが、オープン戦に入ってもやっぱり変わっていませんね」とセ・リーグ某スコアラーがこう言うのだ。

「実績からすると、4番に阿部がどっしり座るオーダーが一番怖い。穴が大きいセペダなら脅威ではない。どのチームも1試合に数球は、打ってくださいとばかりに得意なところに投げているのは、彼が4番になればラクだから。沖縄の練習試合で一発を放った球も、低めの直球を左中間方向に放り込んだ。この日とほぼ一緒です。打たせてデータを取るのは、オープン戦の常套手段。抑え過ぎてセペダにベンチに下がってもらっては困る。左翼の守備力が現メンバーで一番まずいのも狙い目なんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗