“新球”キレキレ 阪神守護神・呉昇桓が早くも「メジャー仕様」

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「新球のツーシームは左打者の外角に沈む。昨季とは違い、対左打者に左右で揺さぶってくるようなら厄介ですね」

 阪神の守護神・呉昇桓(32)について、ネット裏の他球団のスコアラーが警戒を強めている。

 18日、呉はヤクルトとの練習試合に八回から登板。山田に一発を浴びたが、左打者の奥村を“新球”ツーシームで内野ゴロに打ち取るなど、昨季とは違った投球でライバル球団をうならせた。

 呉は今季からツーシームの改良に取り組んでいる。昨季は“石直球”といわれるストレートを中心にカットボールを織り交ぜる投球スタイルで最優秀救援投手のタイトルを獲得した。しかし昨季終了後、ストレートをより生かすために中西投手コーチから「落ちる球」の習得指令が出た。そこで呉は、シュート気味に横滑りしていたツーシームを、沈むようにマイナーチェンジしたわけだ。

 体格も見違えるようにムキムキになった。オフのグアム自主トレでは、ウエートトレーニングに加えて、自炊生活で食事管理を徹底。本人は「体重はそこまで変わっていないが、筋肉量が増え、体脂肪が減った」と、球速と球威のアップに余念がなかった。

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