親方たちはホッ…白鵬の「謝罪拒否」 いったい誰が困るのか?

公開日: 更新日:

 また背を向けた。

 春場所11日目も大関豪栄道をものともせず、全勝街道を突き進む横綱白鵬(30)。取組後は相変わらず報道陣に背中を向けたまま、だんまりだった。どの力士もマゲを結い直しながら質問に答えるのが通例だが、白鵬は今場所2日目から取材拒否を貫いている。

 発端は、すでにご存じのように先場所の優勝一夜明け会見での「審判部は子供以下」発言。これをマスコミに批判されたことでヘソを曲げたのだが、しかし、よくよく考えれば白鵬がしゃべらないで誰が困るというのか。

 ある協会職員は、「少なくとも、我々は困っていません」と苦笑いしてこう続ける。

「むしろ、親方たちはホッとしていますよ。これまでの白鵬のワガママぶりは協会内でも問題視されていた。審判部批判も、事なかれ主義の北の湖理事長(元横綱)がトップだから大きな騒動にならなかっただけ。内心ではみんな『ふざけるな!』ですから。それをロクに謝罪もせず、しかもまたぞろエラソーな口上を垂れるようなら、誰かが爆発してもおかしくなかった。出来れば、このままずっと黙っていてほしいくらいですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到