バラエティー番組で謝罪 白鵬を増長させた相撲協会の“腐敗”

公開日: 更新日:

「場所後の件ですが、多くの人々にご迷惑をかけ、ご心配をかけ、おわびしたいです」

 物議を醸していた審判部批判について、ようやく謝罪をした横綱白鵬(29)。しかし、禊の場として選んだのは、ゲスト出演した31日放送のバラエティー番組だった。

 番組冒頭で司会者から紹介されるや、歴代単独最多の33回優勝を「偉大な記録」と自画自賛。その後、ついでのように冒頭の言葉を述べた。

 バラエティー番組ならばうるさい報道陣がおらず、一方的にしゃべれる。「場所後の件」と言葉を濁したのは、いまだに「審判部は子供以下」という発言を訂正する気はないからだろう。かつてバンクーバー五輪でスノーボードの国母和宏が服装について非難され、「ちっ、うっせーな」と小声でつぶいやいた後、「反省してまーす」と仕方なく頭を下げたことがあった。白鵬も同じ心境ではないか。

■「臭いものにフタ」

 それにしても、白鵬をここまで増長させたのは他ならぬ相撲協会だ。これまで何度も品格が問題になりながら、協会執行部から直接注意をしたことは皆無。今回の舌禍騒動でも、宮城野親方を呼んで「おまえから言っておけ!」と伝えただけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも