投打とも計算立たず…巨人の今季開幕にこれだけの不安材料

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 巨人が6連敗でオープン戦を終えた。

 22日の最終戦もわずか4安打1得点。21日に4番で一発を放った阿部は右肩に打球を受けた影響で欠場した。復帰3試合で1安打の長野も実戦不足。12球団ワースト2位のチーム打率.212に原辰徳監督(56)は「ペナントレースに入ってから構築する時期が来る。現状では固まっていない」と言った。昨季、144試合で113通りも組み、「(昨季の)10分の1くらいになるように」と宣言していた打順は今季も固定できないまま、開幕を迎えることになった。

「こんなにレギュラーが決まっていない年はなかった。二塁は片岡と井端、三塁は不振で二軍落ちしていた村田と井端、捕手は小林と相川、外野はセペダと高橋由、亀井と松本哲など。懸案の4番も、阿部が本塁打を打って確定したと思ったら、最終戦欠場でセペダが入った。今年は143試合毎試合、打順が変わってもおかしくありません」(チーム関係者)

 昨季はチーム防御率3.58とリーグトップの投手陣が、同5位の打率.257の貧打線をカバーしてリーグ優勝した。今季はその投手陣も期待できそうにない。

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