4勝1敗首位快走の阪神 「梅野と松田は課題多い」とOB指摘

公開日: 更新日:

 和田監督も同点を覚悟したに違いない。

 1日のヤクルト戦。2-1で迎えた八回1死一、二塁で打席はヤクルトの川端。右翼への打球はグングン伸びてフェンスに直撃。タイムリーかと思ったら、二走の荒木のスタートが遅れ、本塁でタッチアウト。阪神はこの回を無失点で切り抜けると、最後は呉昇桓が締めて接戦を制した。

 これで4勝1敗。開幕直後とはいえ首位快走。マスコミ関係者は相好を崩してこう言う。

「右翼の福留は川端の打球を捕りますよ、という感じでフェンスに当たる直前まで目を離さなかった。このトリックプレーに荒木がまんまとダマされたね。岩本の力投もあったにせよ、左翼ユウイチの失策から2得点を挙げるなど、相手がミスをして自滅してくれた。阪神は開幕カードの中日3連戦で3連勝したが、2戦目の延長サヨナラ勝ち以外は、先制された後に中日の投手が崩れて勝ちが転がり込んできたといっていい。本当にツイてます」

 運も実力のうちとはよく言ったもの。ただ、チームはまだまだ盤石とは言いがたい。

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