“理想の打線”でサヨナラ勝ち 和田阪神は出来過ぎの開幕戦

公開日: 更新日:

 一番ほっとしているのは和田監督だろう。

 中日との開幕戦で3点を追う阪神は八回、2死から鳥谷、上本が出塁し、3番西岡、4番ゴメスの適時打で中日に追いつき延長戦に突入。十回は四球の上本を俊介が犠打で進め、マートンのサヨナラ打で開幕戦を制した。

 オープン戦終盤はサッパリ打てず、首脳陣も貧打を懸念。この日も六回まではわずか1安打でベンチ内には嫌な雰囲気も漂っていた。が、七回に福留にタイムリーが飛び出し、これが反撃の狼煙となった。結局、ポイントゲッターに任命されている4人が全得点を挙げた。

 1番鳥谷、2番上本、3番西岡を並べる打線は、現場やOBからも疑問の声が出ている。その打線が機能せず「今季もBクラス」ともっぱらの中日相手に、開幕戦からコロッと負けたら、辛口OBがスポーツ紙にどんなコメントをするかわからない。

 和田監督は「こういうつながり、点の取り方をしたいとずっと感じていた。どうしても開幕を取りたかった。これだけ粘り強く戦えて今後に向けても本当に大きい」と語った。この勝利で弾みがつくかどうか、本当に大事なのは2戦目以降だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束