OP戦不振の阪神4番ゴメス ライバルが警戒緩めない理由

公開日: 更新日:

 阪神は22日のオリックス戦に2安打の完封負け。2-2の引き分けに終わった前日は連続無得点を18回でストップさせたが、お寒い打線に逆戻りした。

 不振の象徴は2年目を迎えた4番ゴメスだ。この日は先発山崎福、2番手・東明の前に3タコに倒れ、ここ3試合は11打数無安打。オープン戦の打率は.120。某球団の007は「オリックスとの3連戦は、(捕手の)伊藤が動くボールとスライダーでうまく料理していた。ゴメスは昨年の日本シリーズで、ソフトバンクの武田と摂津のカーブに崩された。真っすぐのヒットゾーンは広い打者なので、どれだけ変化球を意識させるかがカギになる」という。

 一方、ある球団のコーチはこう言う。

「昨年の打点王(109)ですからね。どのチームもゴメス対策に抜かりはないでしょうが、うちは昨年だって研究を怠っていたわけじゃない。欠点を見つけても、何度か対戦すると対応された。三振は多い打者(166=リーグワースト2位)だが、打点には出来高がついているのだろう。二塁や三塁に走者がいるときは打撃が変わる。だから得点圏打率は.321。助っ人に限ったことではないが、オープン戦の数字なんて当てになりませんよ」

 ちなみにゴメスは試合後「最後はタイミングをつかみつつあった。シーズンが楽しみ」と語っていた。4番が打てば今季も阪神はAクラス争いはできる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態