ダル離脱で先発手薄なレンジャーズがカブス和田に触手

公開日: 更新日:

 下馬評も芳しくない。ワシントン・ポスト紙(電子版)が1日に掲載した先発ローテーションのランキングでは30球団中27位。先発陣の頭数が足りないレンジャーズは開幕前の駆け込みトレードを画策している。狙いは同じ日本人でカブスのベテラン左腕、和田毅(34)だ。

 カブスでは当初、先発5番手で起用される予定だったものの、オープン戦で左太ももを痛めて戦列を離れた。エース左腕のレスター(前アスレチックス)を筆頭に先発ローテは埋まっており、マドン監督は1日(日本時間2日)、和田を開幕ロースターから外すと発表。今後は故障者リスト(DL)に入るか、傘下のマイナーに合流するが、本人は順調な回復を見せていて、2日にはマイナーで調整登板。順調なら早期のメジャー復帰も可能だ。

 レンジャーズのダニエルズGMは、ソフトバンク時代の和田を「日本のナンバーワン左腕」と高く評価。昨オフ、先発左腕の補強に動いた際も、デトワイラーの他に和田も獲得リストに入れていたらしい。年俸は400万ドル(約4億8000万円)。先発としては手頃なこともあって、レンジャーズはカブスにトレードによる譲渡を打診しているという。

 商談がまとまったとして、和田は果たして、年俸1000万ドル(約12億円)のダルの穴を埋められるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議