サヨナラ勝ちで首位浮上の中日に「リリーフ陣不安」の声

公開日: 更新日:

 開幕前、専門家の間では最下位予想が少なくなかった。12日に今季早くも3度目のサヨナラ勝ちでDeNAを下した中日は、その下馬評を覆すように9勝6敗で首位浮上。試合後の谷繁監督のコメントにも手応えがにじみ出てきた。

「1試合ごとに粘りが出ている。次からもこれを続けていきたい」

 ただし、評論家の橋本清氏はこう言う。

「ここまでの戦いを見ると、中日は1点差試合で4勝4敗。この勝率が上がってきて初めて、他球団は中日に対して怖さを感じると思います。落合監督時代から中日はとにかく接戦に強かった。抑えの岩瀬を筆頭とする盤石なリリーフ陣がいたからです。他球団に比べて打線の破壊力という点でやや見劣りする中日はやはり、広い本拠地を背景に投手を中心とした守りでしぶとく勝ちを拾っていかなければいけない。昨年に比べて粘り、しぶとさが出てきたのは確かですし、この日、中10日で先発して7回無失点だったエース吉見、リリーフの浅尾、田島が復活を果たしたのは大きい。とはいえ、今のリリーフ陣にはまだ、以前ほどの安心感はありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも