元中日チェンが仕上がり順調 今季はメジャー席巻の可能性も

公開日: 更新日:

 オリオールズのチェン(29=元中日)が2日(日本時間3日)のブレーブス戦に登板。オープン戦最後のマウンドは5回を5安打2失点、4奪三振だった。

 これでオープン戦は5試合(計18.1回)を投げて防御率2.95。今季はティルマンと並ぶエース格で、2年連続開幕投手を務める。チームの期待通り、オープン戦では順調な仕上がりを見せてきた。

 昨季は右打者に長打を許すケースが少なくなかっただけに、オフはチェンジアップのマイナーチェンジを図った。ボールの握りを強めることで精度が増したという。

 今オープン戦では右肘にメスを入れたレンジャーズ・ダル、左太もも裏を痛めたレッドソックス・上原らの日本人投手に加え、韓国人左腕の柳賢振が左肩痛で離脱。昨年、右肘靱帯を部分断裂したヤンキース・田中はシーズン中に再発するリスクがある。マリナーズ・岩隈は楽天時代に肩、肘を痛めており、過去3年間で離脱しなかったのが不思議なほど。アジア出身の選手で万全な状態なのはチェン以外ではレッドソックス・田沢くらいのものだ。

 チェンは田中や岩隈を尻目に順調に勝ち星を積み重ね、アジア勢としてメジャーを席巻する可能性がある。今季終了後はFAとなるだけに、オフには大型契約が期待できるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン