代行監督で勝利も…原監督のインフル感染が“気まずい”理由
■感染した大田は即二軍行き
11年にこんなことがあった。大きな期待を寄せていた大田がキャンプイン直前にインフルエンザを発症した。当初は一軍メンバーに入れていたのに、「体調管理ができていない」と言わんばかりに、即座に二軍スタートに変更。原監督は当時、こう言ったのである。
「それがジャイアンツスタイルと理解して欲しい」
これまで、主力だろうが期待の選手だろうが、100%の状態でなければ容赦しないという方針だっただけに、何とも気まずい感染となった。
試合は杉内の好投と金城の3ランで3-0。川相監督代行は「(金城は)よくやった! という感じ」と笑顔を見せた。“鬼”ならぬ、原監督の居ぬ間にチームは借金を返済。勝率を5割に戻した。
ちなみに、原監督は昨年5月5日、入院中だった父・貢氏を見舞うため、遠征先の名古屋を離れた。この時も巨人は中日に勝利している。