首位キープのヤクルト 原動力は阪神との「80周年対決」
首位ヤクルトは中日に勝ったが、阪神は先発のメッセンジャーが六回に突如崩れて7失点KO。DeNAに負けて5位に転落した。
くしくも3点差ゲームで明暗を分けた両球団には、ある「共通点」がある。阪神は今季、球団創設80周年。現場はユニホームの袖に記念のシンボルマークを付けて戦い、フロントはさまざまなイベントで盛り上げる。関係者たちは「節目の年に優勝狙う」と、鼻息が荒い。
一方のヤクルトも、今年は本社が創業80周年を迎え、現在は感謝祭を実施中だ。こっちだって衣笠球団社長が「本社創業80周年に大きな花を添えるべく優勝めざして戦う」と、3月の激励会で誓った。
ヤクルトのあるOBは「だから阪神にだけ80周年で商売させるわけにはいかないんだよ。そんな思いが、予想外の首位キープにつながっているんじゃないか」とみているのだが……。