大会連覇でメディア大騒ぎも 欧州が錦織に“冷めた目”の理由

公開日: 更新日:

 日本時間27日に行われたバルセロナ・オープン決勝で、世界ランク5位で第1シードの錦織圭(25)が、同ランク66位でノーシードのP・アンドゥハール(29=スペイン)に2-0のストレート勝ち。同大会2連覇を達成した。

 日本人選手には馴染みの薄い赤土(クレーコート)で連覇した錦織は「昨年に続いてここに戻ってこられてうれしい。第2の故郷と思えるバルセロナで勝ててうれしい。スポンサー、スタッフに感謝したい。また来年も戻ってきます」と言って会場を沸かした。

「ケイは第1セット、勝って当然という格下相手に硬さが見られた。優勝候補のフェレールを倒して乗っているアンドゥハールの攻撃的なプレーに苦戦しながらも、焦らず我慢してポイントを重ねていったのが勝因です」(在英テニスジャーナリスト)

 錦織の大会連覇や日本選手単独最多のツアー通算9勝目に、国内のスポーツマスコミは例のごとく大騒ぎ。「クレーコートで行われる全仏オープン(5月24日開幕)に弾みがつく」というが、欧州のテニス関係者の見方は至って冷静だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束