“重傷者”だらけの大相撲で「公傷制度」が復活しない理由

公開日: 更新日:

 診断書がある以上は協会執行部も「ウソだ」とは言えない。

 その結果、01年の7月場所では場所前、場所中と合わせて幕内力士16人が休場。事ここに至り、協会が翌02年に公傷制度を撤廃した経緯があるのだ。

 前出のOBは「ただ、今のままだと問題もある」と言う。

「昔に比べて平均体重が増加しているのでケガが多くなったのは事実。でも、公傷制度はない。そのため、無理をしたくないという理由で、八百長に手を染める力士が増えた。11年に力士が大量処分された八百長問題には、そういう背景もあったのです。このままでは、新たな八百長力士が生まれないとも限らない」

 かといって、サポーターだらけの現状を見る限り、公傷制度を復活させたらどれだけの力士が診断書を手に協会に押し寄せるかわかったもんじゃないが、八百長復活よりはマシではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  4. 4

    ロッテ前監督・吉井理人氏が2023年WBCを語る「大谷とダルのリリーフ登板は準決勝後に決まった」

  5. 5

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  1. 6

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 7

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  3. 8

    《国分太一だけ?》「ウルトラマンDASH」の危険特番が大炎上!日テレスタッフにも問われるコンプライアンス

  4. 9

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  5. 10

    現役女子大生の鈴木京香はキャピキャピ感ゼロだった