西武・森が外野練習…“捕手の可能性”を潰す炭谷への固執

公開日: 更新日:

 若手有望株に突貫工事を強いるぐらいなら別のことを考えるべきじゃないか。

 外野守備の練習を命じられている西武森友哉(19)のことだ。

 森は今季、捕手としてのリードに不安があると、指名打者での出場が続いている。が、26日から始まる交流戦の敵地戦では、指名打者が使えない。そのため西武は先週から交流戦での外野起用に向けて、森に準備をしておくよう指示。19日にはロッテ戦前に行われる二軍戦(西武第2球場=対日本ハム戦)に「9番・右翼」で出場させた。

 この森の守備がヒドかった。

 五回で試合を退くまでに3度の守備機会をミスなくこなしたものの、飛球の追い方や捕り方は恐る恐る。本人が試合後に思わず、「怖かった」と漏らしたほどだ。

 それでも球団はかたくなに炭谷銀仁朗(27)を捕手として起用し続けるつもりだが、守備以外に取りえがないベテランと、守備さえ一人前なら向こう10年は「4番捕手」を張れる若手有望株とどっちが大切か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗