復活も不安残るマー君の右肘 手術の“境界線”は「3ミリの差」

公開日: 更新日:

 46日ぶりの勝利も手放しに喜べない。

 右手首の炎症と上腕の張りで故障者リスト(DL)入りしていたヤンキース田中将大(26)が3日(日本時間4日)のマリナーズ戦で3勝目をマーク。7回を3安打1失点と上々の内容で復帰登板を飾ったとはいえ、昨季、靱帯を部分断裂した右肘に不安は残る。

 試合後、米メディアから右肘について質問されると「自分自身がマウンドに立ち続けることで、安心してもらえる。健康であり続けたい」と話したが、残りのシーズンをフルに働ける保証はないのだ。

 一度切れた靱帯は、メスを入れない限り、修復するのは不可能だ。昨年5月に痛めた際、4球団のチームドクターから「手術不要」と診断されたものの、今後もマウンドに上がり続ければ、患部への負担が増し、靱帯が完全に断裂する可能性が指摘される。手術を勧めるヤンキースのフロント陣が心配するのはそこだ。

■トミー・ジョン手術のベテラン医師が解説

 田中がマウンドに立ち続けられるかどうかの境界線は、わずか3ミリの差だという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議