昨年は“ルール違反”を発見 「ツアー選手権」は4日間生中継
【日本ゴルフツアー選手権】(茨城・宍戸ヒルズCC=7326ヤード・パー71)
国内メジャー2戦目の本大会は勝つとWGCブリヂストン招待の出場権が手に入る。また、この大会終了時の賞金ランク上位2選手(有資格者を除く)には全英オープンの出場権が与えられる。
世界を目指すプロにはおいしい大会なのだが、こうなると外国人プロが勢いづく。初日4アンダーで単独首位に立ったのは梁津萬(36・中国)、2日目も7アンダーとスコアを伸ばした。日本人はトップから13人まで6人、低迷は相変わらずだった。
今大会はNHKのBS1(予選ラウンド)と総合(決勝ラウンド)で4日間生中継される。ただ最終日は昨年あったBS中継がなくなり、総合のみ(13時5分~16時・優勝者決定まで)と放送時間は短くなる。
■ボールをちゃんと映してほしい
実は昨年、テレビ中継からルール違反が発覚し、NHK中継には珍しく功績があった。
最終日は竹谷佳孝と李尚熹が通算17アンダーで並び、プレーオフ突入かと思われた。しかしBS中継が始まってすぐの11番グリーン上で、李がパッティングラインを右手指で押さえるシーンが映った。視聴者からすぐに大会本部に連絡があり、李には2罰打。プレーオフが行われずに竹谷のツアー初優勝が決まったのだ。