首痛悪化の巨人・阿部には“ドクターストップ”かかっていた

公開日: 更新日:

 巨人阿部慎之助(36)が7日、首の痛みのため一軍登録を抹消された。前日のソフトバンク戦の九回にマスク越しにファウルが直撃。苦悶の表情を浮かべて後ろにひっくり返っていた。

 4月に左太もも裏の肉離れで離脱したのに続いて、今季2度目の抹消。この日の試合前に「きのうのファウルチップのダメージが大きかった」と無念そうに話して東京ドームを後にした。

 今回は復帰まで長引くかもしれない。首は昨年も痛めた箇所。実は先月末から苦しみながらマスクをかぶっていた。そのため2日のオリックス戦を欠場。その後は途中出場が続いていた。

 原監督はこの日の試合前、「コンディションを整わせるために時間を与える。やはり、いると使いたくなるしね。存在は大きい。昨日のファウルで? それもまた悪い方向にいった。もともとそういうのがあったわけだから。今は戦えるコンディションではないということ」と説明したが、ある巨人OBはこう言う。

「実は阿部は、先月の西武戦で今回と同じようにファウルを顔面に受けて首の状態が悪化。オリックス戦の前に病院で治療を受け、痛み止めの注射も打っていたそうで、その際、医師から『今の状態で捕手は厳しい。せいぜい代打で、決して無理はしないように』と言われていたと聞きます。首脳陣もそういう状態だと知ってたから、代打での出場が続いていたんでしょう。にもかかわらず、5日からのソフトバンク戦は代打で登場した後に2試合連続で捕手のポジションについた。原監督が言った『いると使いたくなる』というのは、相手がパ首位の強敵ソフトバンクだったからでしょう。ドクターストップがかかっていたのに、阿部にとっては最悪の展開になってしまいましたね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝