釜本氏が見たイラク戦 「攻め急ぎ感とイケイケ感強すぎる」

公開日: 更新日:

 11日のイラク戦の日本代表は、3トップの中央にFW岡崎が、右にFW本田が入り、トップ下はMF香川だった。この3人は、これまで一緒にプレーした時間も長く、好連係が取れるのは当たり前だが、代表初スタメンのFW宇佐美が3トップの左に入っても、攻撃系選手4人のコンビネーションは素晴らしかった。

 前半32分、宇佐美が中央から持ち込み、左の岡崎がラストパスを受けてきっちり決めた。宇佐美の“若さ”というエッセンスが注入され、日本の攻撃が活性化された。素直に「良かった」と言わせていただこう。

 ただし、攻撃そのもののやり方については、いささか不満が残った。

 ハリルホジッチ監督体制になってから「縦への意識」が徹底されるようになった。ボランチやDF陣が前線にピシッと縦パスを送り、そこから手数を掛けないでフィニッシュに持ち込む──。

 前半5分の先制点にしても、MF柴崎が自陣からパスを送り、そのままFW本田がゴールを決めた。監督のプランを選手たちは忠実に守り、先制の場面以外でも縦パスのシーンは多かった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”