「故障を利用」の声も 県岐阜商・高橋純平にスカウト疑心暗鬼

公開日: 更新日:

「肩か肘か、それとも下半身か……おそらく故障でしょうね」と、在京球団のあるスカウトがこう続ける。

「初戦と違って、最後はどっちに転んでもおかしくない試合展開です。これでもし、エースが単に不調とかフォームのバランスを崩しているという理由で投げずに試合に負けようものなら、小川監督はOB会や周囲からつるし上げられますよ。県岐商は昨秋、創立110周年を迎えた伝統校ですからね」

■プロ球団が“籠絡”か

 本人が次の4回戦(19日)は投げたいと言っている以上、重症ではないにしろ、どこかに異常をきたしているのは間違いない。

「問題は高橋の故障を利用しているプロ球団があるかもしれないことですよ」と別の在京球団の編成担当がこう言った。

「高橋は現時点で、複数球団の1位指名が確実視されています。最大で6球団になるという見方もあるほどです。仮に故障が明らかになったところで、単独で獲得するのはほぼ不可能でしょう。しかし、例えば肩、肘に不安があるとなれば、競合球団を6から3、5から2に減らすことはできますからね。高橋の故障を把握する球団が、進路に影響力をもつ人に『ウチは不安があっても1位でいく。その代わり、くれぐれも無理はさせないで欲しい。これ以上、悪化したら1位は保証できなくなる』と持ち掛けてる可能性はあります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  3. 8

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  4. 9

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず