横浜での恩師・大矢明彦氏が語る中日・谷繁の“修業時代”

公開日: 更新日:

■常に古田と比較された

 僕が横浜で指導していた時は、ヤクルト古田敦也(現評論家)が絶頂期。谷繁は常に古田と比べられた。つらかった部分もあったと思う。

 でも、古田は古田、谷繁は谷繁。彼の持っているものをどう伸ばすか。古田の真似だけはさせませんでした。捕手の基本を覚えさせ、後は彼自身の味付けを加えた。初めは佐々木のフォークを捕れなくて、ワンバンを捕球する練習を何度も何度もやった。よく怒り、叱ったけど、彼はそれでも自発的に「お願いします」と食らいついてきた。本当にタフでした。

 彼は毎年、シーズン開幕のときに電話をくれるんです。今年は「ごめんな。中日を最下位に予想した」と言ったら、「最下位ですか?」と大笑いしていた。もちろん、このまま終わるつもりはないでしょう。

 監督の立場で気になるのは、捕手谷繁の後継者をつくること。そのためには、谷繁は試合に出ない方がいい。谷繁がマスクをかぶっている間は、育成はできない。捕手は経験が必要ですから。本来はチームのことだけを考え、まとめていくのが監督の仕事。谷繁も早く安心して任せられる後継者が出てきてほしいと思っているはずです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石原プロ「炊き出しの流儀」 被災地一番乗りがエラいわけではない

  2. 2

    橋上巨人が“不祥事”阿部前監督の遺産に助けられる幸運…“肝いり選手”が投打で躍動

  3. 3

    横浜流星「BL作品興味なし」発言に滲むプロ意識 「べらぼう」後初の民放連ドラ主演で注目

  4. 4

    2026夏の甲子園「優勝校はココだ!」 本紙と専門家が徹底予想、“対抗”含む5校を紹介

  5. 5

    広末涼子「THE TIME,」での地上波復帰に驚き広がる ブーイングの中で8月6日に特別企画放送へ

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    自民税調会が紛糾し党内大荒れ! 高市首相「消費税減税」でいよいよトドメ…反対派議員が証言

  3. 8

    ポールの一曲一曲に足りないジョンの曲作りの不思議感覚

  4. 9

    『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』旧ソ連や黒人解放がインスピレーションを与えた時代

  5. 10

    大谷翔平は今季中の投手復帰どころか「二刀流消滅危機」…左膝に加え右腕の違和感を改めて露呈