広島戦39三振の貧打巨人 休養日も“懲罰練習”で雰囲気最悪

公開日: 更新日:

 巨人打線は9日の広島戦も沈黙した。わずか3安打。五回以降はヒットすら出なかった。この日も9三振を喫し、この3連戦で39三振。計30回でたった2得点では勝てるはずもなく、広島に05年以来となる「本拠地3タテ」を食らった。

 試合後、「3安打では」と嘆いた原監督は、前日の試合前に阿部を直接指導したものの、効果は表れず。3番・坂本、4番・長野、5番・阿部のクリーンアップは坂本の内野安打1本のみに終わり、「全員が『オレが決める』という気概を持って戦って欲しい」と定番となった打線への苦言である。あるチーム関係者がこう言う。

「打撃担当コーチは『バットを短く持とう』『粘っていこう』と言うばかりで具体的な打開策を打ち出せない。原監督が毎月のように主力に打撃指導をしているのは、“コーチには任せておけない”ということでしょう。以前、監督は上向かない打線について、『今は種をまいて収穫は10月でいい』と発言していた。10月とはCSから日本シリーズへと続く短期決戦をにらんでのことだが、Bクラスに終わったらポストシーズンなんてない。万策尽きた感はあるし、これから監督はコーチ陣に気を使うことなく、打撃指導をして回るのではないか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  2. 2

    巨人捕手戦争の行方に異変あり…他球団スコアラー指摘「甲斐は絶対的な存在じゃない」「固定ならむしろラッキー」

  3. 3

    今年のロッテは期待大!“自己チュー” 佐々木朗希が去って《ようやくチームがひとつに》の声

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  1. 6

    【新連載】星野監督は講演会でいきなり「おまえはクソ生意気らしいから野村さんと全然あかんかったんやろ!」

  2. 7

    小笠原慎之助ナショナルズ入り!水面下で激化していた争奪戦の舞台裏…プロ野球でタイトル無縁でも大人気のワケ

  3. 8

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

  4. 9

    “条件”以上にFA選手の心を動かす日本ハムの「圧倒的プレゼン力」 福谷浩司を獲得で3年連続FA補強成功

  5. 10

    若手の芽を摘む? 巨人・田中将大の活躍次第で崩れ去る「阿部構想」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    星野監督1年目…周囲から浮いても関係ない「今岡は変わった」と思わせたくてアップから全力だった

  2. 2

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  4. 4

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

  5. 5

    フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…"高級和牛ステーキ接待"で辞職→天下り疑惑の元総務官僚

  1. 6

    今季日本人13人参戦の米女子ツアー 厄介な「敵」は会場ごとに異なる芝質だけではない

  2. 7

    まさか破局? 綾瀬はるか《痩せすぎじゃ?》の声で気になる11歳年下アイドルとの結婚の行方

  3. 8

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  4. 9

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 10

    フジテレビ危機で泣いた松本潤、笑うキムタク…「どうする家康」の黒歴史を“上書き”できない不運