プロ野球選手もポロポロ 最近のアスリートはすぐ泣くのか?

公開日: 更新日:

 ならば、なぜ若い男の涙腺が緩くなったのか。

「ひとつには、家庭のあり方に問題がある」と、前出の麻生氏がこう語る。

「昔の父親は、いつも無口でいるか、穏やかな顔をしていても、いざというときは家族を守るという意識も力もあった。まさに精神的支柱だった。いつの頃からか女性が強くなり、逆に男性は結婚しても家庭で邪魔者扱いされたり、小さくなって生活するようになった。そんな父親を見て育てば、子供にとってはそれが当たり前のシーンになる。男としての誇りなんてない。母親も子供に『外で泣くとみっともないでしょ』と言わなくなった。誇りといえば、一流のスポーツ選手が、テレビのバラエティー番組でおもちゃにされて喜んでいる時代です。彼らに恥ずかしいという意識はないのでしょう。プロアスリートとしてのプライドまで捨ててしまったのかと言いたいですね」

 草食系男子なんて言葉が出てきたのもよくわかる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった