4試合ぶり勝利で菅野が涙も…「来季年俸」に巨人球団“困惑”

公開日: 更新日:

 泣いちゃった。

 巨人のエース菅野智之(25)が20日の阪神戦で9回1失点。坂本のサヨナラ打で4試合ぶりの白星を挙げ、9勝目(8敗)を手にしたお立ち台での出来事だ。

「前回悔しい思いをして、最後まで投げ切るという強い気持ちを持ってマウンドに上がったので本当にうれしい」

 そう言って涙をこぼし、横にいる小林と坂本をキョトンとさせた。

 ここ3試合、チームが苦しい時に勝てず、前回のDeNA戦は完封勝利目前の九回に筒香に逆転弾を浴びる“完投負け”だった。涙のエースの好投で首位阪神を3タテ。0.5ゲーム差に迫り、いよいよエンジンがかかってきた、と思いきや、巨人に困っている人たちがいるという。

「菅野の来季の年俸ですよ」と球団関係者がこう言う。

「防御率は1.81でリーグトップを奪還したものの、同僚のマイコラスが8連勝で10勝3敗、現在は防御率(1.83)以外の部門が軒並みトップの状態。菅野の防御率が1点台でも、例えば11勝11敗のような五分五分の成績で終わった場合、どんな査定にすればいいのか。打線の援護が少ないとはいえ、原監督が常々口にしている『貯金』を稼いでいるかいないかも重要な要素になるからです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発