燕守護神バーネットにんまり…2球で“ごっつぁんセーブ”

公開日: 更新日:

 30日、ヤクルトは試合中盤に打線爆発。四回満塁の場面で大引が走者一掃の三塁打を打てば、先発の館山にもプロ2号となる3ランが飛び出した。その後もバットは止まらず、八回表までに11-1と阪神に圧勝ペースだった。

 ところが、ヤクルトの「打高投低」は相変わらず。八回裏に3点を返されると、九回から登板した久古もメッタ打ちに遭い、瞬く間に4失点。あっという間に11-8と3点差まで詰め寄られた。

 この時点で2死だったが、真中監督はたまらず、守護神バーネットをコール。悠々とマウンドに上がった右腕は2球で梅野を左飛に抑え、ゲームセットとなった。

 バーネットは予定外の緊急登板とはいえ、言うことなしだろう。なにせダメ投手陣のおかげで大量リードが3点差までに詰め寄られ、出番と共にセーブも稼げた。彼ら助っ人は成績に応じて出来高がつくから、たったの2球で「ごっつぁん」だ。

 1セーブの値段がいくらかはわからないが、費用対効果は抜群。バーネットにとってはボロ試合さまさまだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘