燕守護神バーネットにんまり…2球で“ごっつぁんセーブ”
30日、ヤクルトは試合中盤に打線爆発。四回満塁の場面で大引が走者一掃の三塁打を打てば、先発の館山にもプロ2号となる3ランが飛び出した。その後もバットは止まらず、八回表までに11-1と阪神に圧勝ペースだった。
ところが、ヤクルトの「打高投低」は相変わらず。八回裏に3点を返されると、九回から登板した久古もメッタ打ちに遭い、瞬く間に4失点。あっという間に11-8と3点差まで詰め寄られた。
この時点で2死だったが、真中監督はたまらず、守護神バーネットをコール。悠々とマウンドに上がった右腕は2球で梅野を左飛に抑え、ゲームセットとなった。
バーネットは予定外の緊急登板とはいえ、言うことなしだろう。なにせダメ投手陣のおかげで大量リードが3点差までに詰め寄られ、出番と共にセーブも稼げた。彼ら助っ人は成績に応じて出来高がつくから、たったの2球で「ごっつぁん」だ。
1セーブの値段がいくらかはわからないが、費用対効果は抜群。バーネットにとってはボロ試合さまさまだ。