現役最多安打の松井稼が語る 「対戦して手ごわかった投手は」

公開日: 更新日:

「伊良部さんは強烈でしたね。対戦したときはまだボクも若手で、多分、真剣に相手にしてくれなかったと思う。それでもあの真っすぐとフォークは怖いくらいでしたよ」

 いずれも、150キロを超える真っすぐを持っていた投手です。

■自由自在の制球力が共通点

「いや、スピードはもちろんですけど、伊良部さんも和巳もダルビッシュも、超がつく一流投手に共通するのはコントロールです。速いうえに制球がいい。ストライクゾーンにくるという制球力じゃなくて、ストライクからボール、ボールからストライクにできるというコントロール。それが自由自在にできてうまい。メジャーで強烈なインパクトを感じたジェイソン・シュミット、グレッグ・マダックス、カート・シリング、ジョシュ・ベケット、ジョン・スモルツもそうです。マダックスなんて最初のうちは、ボクの打席では外角しか投げてくれませんでした。ツーシームとスライダーとチェンジアップを外に出し入れするだけ。なんとか対応できるようになって初めてインコースを使ってきた。子ども扱いです」

 もうひとつ超一流投手に共通するのが「ピンチになったときの球の質。ここ一番でスピード、球威、キレなどすべてのボールの質がもう一段階上がる」という稼頭央が、「対戦相手ではありませんが」と言ったのが、楽天の元後輩で現ヤンキースの田中将大です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず