セレモニーも地味に スポンサー待遇に見た遼の“ステータス”

公開日: 更新日:

【ANAオープン】

 米ツアーのシード権を獲得してプレーオフに進出したものの、初戦であえなく敗退した石川遼(24)が今季国内初出場。首位と2打差の4アンダー、4位タイで2日目を迎えると、スコアを4つ伸ばし、8アンダー単独2位と絶好の位置につけた。

 石川は「ドライバーで攻めるプレースタイルがこのコースに合っている。明日からも飛距離でアドバンテージを取りたい」と意気込んだが、周囲はいまひとつ盛り上がらない。

 石川は大会初日の17日が24歳の誕生日だった。スポンサー契約を結ぶANAのキャビンアテンダントが花束を手渡すセレモニーが行われたが、わずか10分足らず。プロ転向でハニカミ王子と騒がれていた頃は、クラブハウスで多くのCAに囲まれて大会主催者から特大のバースデーケーキと花束を贈られ、クラッカーを鳴らすなど、盛大だっただけに、随分地味になった印象が強い。要するに、それだけのプロになってしまったわけだ。

 米ツアー参戦した頃は多くのメディアが追っかけ回したが、それもナシ。後から参戦した松山英樹にも初勝利で抜かれた。今季、米ツアーで28試合に出場し、予選落ちが11回。世界では全然通用しないことが知れ渡ってしまったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変