著者のコラム一覧
松井大輔

1981年5月11日、京都府生まれ。43歳。2000年に鹿児島実業高からJ京都入り。フランスのルマンを皮切りに6カ国.13クラブを渡り歩いた。YSCC横浜ではフットサルチームにも所属してFリーグに出場。「二刀流」をこなした。04年アテネ五輪出場。10年南アフリカW杯ベスト16。24年4月から横浜FC、浦和の育成部門でコーチを務める。

「攻め倒せる」気持ちがあるからポジティブに戦っていける

公開日: 更新日:

 アウェー・北九州戦(4月13日)で敗れ、ホーム・横浜FC戦(20日)も2─2のドロー。勝てない苦しみを味わった後のアウェー・東京V戦(26日)も厳しい試合でした。最後はFKから吉朗(FW阿部)のヘディングシュートで勝利しましたけど、ずっと下がって守られて苦戦する展開はこの先もあり得ます。

 相手の専守防衛をどう打開するか?

 このことに選手全員が集中していました。「もうちょっと落ち着いた感じでボールを回せればいいんじゃないか」という話は試合前に何回もしたし、以前よりも良くなっているとは思います。

 でも、東京V戦では相手DFの裏に抜ける動きが、なかなか出せなかったですね。足元でボールを受けてからワンツーとか攻撃のバリエーションもまだ少ない。東京Vみたいに守ってくるチームは今後も増えるだろうから、練習で煮詰めていきたいと思います。

「がっちり守られると戦いにくい」と考える選手も少なくないかも知れません。でも、僕は逆にやりやすいと考えています。守ってばっかりだと相手も疲れるだろうし、もちろん運動量も落ちてくる。いつかは「攻め倒せる」という気持ちがあるから、マイナスイメージはありません。すごくポジティブですよ。

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