原監督の去就だけじゃない…巨人に必要なコーチ陣の総退陣

公開日: 更新日:

「0点じゃいけません」

 今季、原監督は何度同じ言葉を吐いただろう。 16日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦で、ヤクルトに2戦連続零封負け。アドバンテージを含め、1勝3敗となり、日本シリーズ出場に王手をかけられた。

 今季のチーム打率はリーグ最下位の.243。深刻な得点力不足はCSに入っても何も変わらなかった。21イニング連続無得点では勝てるはずはない。

 4番の阿部がCSファイナル初戦から4、3、2と安打を量産し、打率.750と絶好調にもかかわらず点が入らない。2点ビハインドの九回無死一、二塁の好機で、5番の長野がこの日2度目の遊ゴロ併殺打に倒れた場面が、今季を象徴していた。

 先発の菅野は6回2失点で敗戦投手。今季のヤクルト戦は4戦4敗で神宮はプロ未勝利の「鬼門」だった。「最低でも1点で抑えないと」と嘆くも後の祭り。チームとしても今季は神宮で3勝8敗のデータ通り、苦戦を強いられている。

 川相ヘッドコーチは「きのうも今日も走塁でやるべきことがやれていない」と言った。ミスが多いのも今季の特徴である。契約最終年の原監督の去就がささやかれるが、コーチ陣は一体何をやっているのか。さる球界関係者がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗