ソフトBには“焼け石に水” 燕頼み「神宮マウンド」で館山炎上

公開日: 更新日:

 ホーム特有の「嫌がらせ」も、大きすぎる戦力差の前では無意味か。

 日本シリーズ第4戦は6―4でソフトバンクに軍配。工藤監督は「昨日、3本塁打を打たれた山田選手を、よく抑えてくれた」と、天敵を3打数無安打に仕留めた先発の摂津を褒め称えた。

 一方、ヤクルトは1勝3敗で、いよいよ後がなくなった。シリーズ開幕前、選手層で劣るヤクルトが一縷の望みを託していたのが、今季から改修された神宮球場のマウンドだ。ガチガチに固められた粘土質の土は足で掘れないほど硬く、セ球団の投手陣の多くが苦しめられてきた。

 さらに一塁ホーム側のブルペンは同じつくりになっているが、ビジター球団が使用する三塁側のブルペンは硬さ、傾斜ともに本物とは微妙に異なっている。

「今季、ヤクルトのナイター戦前に、六大学野球が行われた時の話です。先攻で三塁側の監督が、わざわざ投手を一塁側のブルペンに行かせて投球練習をさせた。理由を聞いたら、『プロがビジター球団のブルペンを、マウンドと同じつくりにするわけがないからな』とのことでした」(アマチュア担当記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない