ネットに書き込み続々…WS2連勝のロイヤルズに不正疑惑

公開日: 更新日:

 2年連続ワールドシリーズ進出を果たしたロイヤルズに疑惑の目が向けられている。

 ベンチ、選手が違法行為に手を染めているとの噂があるからだ。ロイヤルズがサヨナラ勝ちを収めた第1戦。試合後、SNS上には複数のメッツファンによる「(正捕手の)ペレスはレガースにマツヤニを塗って投手の不正に手を貸している」といった書き込みが目立った。ペレスはボールに滑り止めのマツヤニを塗って投手に返球していたというのである。

 これをヨスト監督は真っ向から否定。翌第2戦の前の会見では「われわれのチームにインチキする投手などいない。そもそもレガースにマツヤニを塗ってはいけない規則などない」と米メディアを通じて反論した。

 同監督が指摘する通り、MLBの規則でマツヤニの使用を禁じているのは投手だけだ。実際、バットの滑り止めに使用している野手は少なくない。仮にペレスがレガースに塗っていたとしてもMLBからペナルティーは科されないが、不正投球を疑われても仕方がない行為ではある。

 かねて、ヨスト監督には不正行為がささやかれていた。今年8月にはアイフォーンと連動して使う腕時計型デバイスを身に付けて指揮を執り、MLBから問題視された。メジャーではサイン盗みや不正な情報伝達を防ぐために、ベンチへの携帯電話の持ち込みを禁じている。今では他の競技で使用が当たり前になった対戦相手のデータ等が入力されたタブレットも外部との連絡手段になるため、同様に認められていない。大リーガーがベンチでファイルを開いているのは、相手投手の配球などのデータを確認するためで、タブレットを使用しているわけではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因