日本OP欠場の岩田寛を制裁 JGAに「上から目線」と疑問の声

公開日: 更新日:

 岩田寛(34)に対する日本ゴルフ協会(JGA)の処分が波紋を呼んでいる。

 岩田は10月の「日本オープン」にエントリーしていたが、米ツアー出場権を獲得したため、米開幕戦に出場し、日本オープンを欠場した。

 しかしJGAは岩田が出場締め切り後に出場を取りやめたことから、今後2年間、「日本オープン」と「ダイヤモンド杯」への出場を停止する処分を下した。この処分をめぐって関係者から「閉鎖的だ」「重過ぎる」といった意見が相次いでいる。

 いったんはエントリーしながら、欠場した岩田に非があるのは間違いない。しかし、JGAもそこまでの処分を下す必要があったのかと思えてくる。評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「日本におけるゴルフの『統括団体』として沽券にかかわるのかもしれませんが、プロゴルファーの分際で“お上”に盾突くとは何事だという、上から目線な態度が透けて見えます。JGAは昔から尾崎将司のように影響力のある選手には何も言えず、立場的に弱い相手には高圧的です。選手にナメられ、同じことが起こると面倒だから、権威を守るためにも厳罰を科したのだと思います。単に体裁を取り繕ったようにしか見えません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲